ストループテストでは主に前頭葉機能の障害による脳の情報処理過程における視覚情報(色)と言語情報(文字)の間の干渉や注意の分散の問題を評価します。
試験方法:
被験者は画面に表示される単語にしたがって色の名前(色ではなく文字)を選択します。
最初に「ストループなし」(黒文字のみ)で計測し、次に「ストループあり」(色付き文字)で計測して、スコアを比較して下さい。
試験結果:
結果は40問の質問を完了するまでにかかった時間と間違えた回数で報告されます。
従って、数値が大きいほど障害が大きいと判断できます。
大まかな目安:
スコアは年齢や性別に依存しますが、ストループありとなしの比率が50%以上あったり、間違いが10回以上あるような場合にはより精密な検査が必要と考えられます。